インプラント

Implant

インプラント

Implant

インプラント治療とは─失った歯を補う方法はいろいろあります─

インプラント治療とは─失った歯を補う方法はいろいろあります─

ブリッジは両隣の歯を削らなければなりませんが、インプラント治療は隣の歯を犠牲にせず、美しい見た目と自然な咀嚼(そしゃく)を得られます。前歯の審美性を高めるには高度な技術を必要としますが、小林歯科医院では前歯も美しい見た目に仕上げます。

現在、入れ歯をお使いの方のなかには、「金具が見えて気になる」という方もいるのではないでしょうか。インプラント治療は金具を使っておらず見た目が自然なうえ、ご自身で取り外す手間もありません。「入れ歯に抵抗がある」「今の入れ歯は発音がしにくい」といった方にはインプラント治療がおすすめです。

症例

  • 治療前
    治療前

    20代 女性/「奥歯の欠損部分を改善したい」とご希望。

  • 治療後
    治療後

    欠損部に隣接している歯を削ることなく改善しました。

当院では、世界で最も信頼されている
「ブローネマルクインプラント」を使用しています。
事前診査や症状に応じて
最適なインプラントを選択できるよう、
各種取りそろえています。

インプラントを選択するにあたって─カウンセリング─

インプラントを選択するにあたって─カウンセリング─

カウンセリングでは、インプラント治療が適用できるかお話しします。また、検査や診断を行なうほか、ご質問にもお答えします。施術決定後は、当日までの流れや術後の予定などをご説明します。

  • 事前診査① ─デジタルパノラマエックス線写真撮影─

    顎全体を把握できるシステムです。インプラント治療に適した状態かチェックでき、ある程度の情報を得られます。デジタル撮影となっており、撮影直後にデータを分析できます。また、従来のパノラマエックス線撮影と比較して被ばく量がかなり少ない機器となっていますのでご安心ください。

  • 事前診査② ─CTスキャン(頭部断層写真撮影)─

    レントゲン写真で見る情報も大切ですが、2次元の世界では判明できない部分もあります。CTスキャンは、骨構造・骨幅・神経叢(しんけいそう)の位置関係などの情報を3次元で得られます。撮影された情報をデータ解析し、安全でベストなオペレーションにつなげます。

  • 感染予防対策 ─オゾン燻蒸機(IHIハリマ空気清浄機)を常時運転─

    感染予防対策は常時行なっていますが、インプラント治療の際はさらに留意しています。周辺機器や床、空気中の粉塵に至るまで、限りなく清潔な状態で手術ができるように努めています。

  • 快適で安心な環境 ─手術専用ルーム完備─

    周囲から独立した空間は衛生面でコントロールしやすく、清潔な状態を保てます。また、完全個室なので、手術後は周囲を気にせずゆっくり休憩できます。

  • 無痛治療 ─麻酔医による静脈内鎮静法を実施─

    局所麻酔をする前に静脈内鎮静法を実施するので、リラックスした状態で手術を受けられます。眠っているような意識のうちに、無痛で手術が終了しています。手術後は1時間ほど休憩すれば、そのままお帰りいただけます。当院では麻酔科の医師と提携し、血圧や呼吸・心拍数などをモニタリングしているので、術者サイドもインプラント手術に集中できます。

  • 専用機器の充実 ─インプラント治療用高性能マイクロモーター─

    ケースに合わせて細かなプログラミングが可能です。高出力・高トルクに加え、充実した各種制御機能によって施術をスムーズかつ安全に実施できます。

インプラント治療の流れ

Flow

  1. STEP

    01

    カウンセリング

    患者さまのお悩みを詳しく伺います。そのうえでお口の中を拝見し、インプラント治療を適用できる状態か、そのほかにどのような治療法が考えられるかなど、大まかにお話しします。わからないことや気になることがございましたら、お気軽にご質問ください。

    カウンセリング
  2. STEP

    02

    精密検査

    歯型を採取するほか、歯周病の検査、残っている歯の噛み合わせなどを確認します。このほか、CTスキャンを使って顎骨の高さや密度などを詳しく分析します。また、神経や血管の位置を把握し、手術時に出血などのトラブルが起きないように配慮します。

    精密検査
  3. STEP

    03

    診断

    精密検査の結果をもとに分析した診断内容を、患者さまにご報告します。患者さまからのご要望を含んだ治療計画を立案し、今後のスケジュールや費用などを含めて説明いたします。ご不明な点がありましたらご質問ください。内容にご納得いただけましたら、治療をスタートします。

    診断
  4. STEP

    04

    インプラント手術(1次手術)

    歯の根っこの役割をもつインプラントを、顎骨に埋入する手術です。歯肉を切開して穴をあけ、インプラントを埋めていきます。事前の検査によって神経や血管の位置などを把握しており、より安全な処置が可能です。手術中の痛みはほとんどありませんので、ご安心ください。

    インプラント手術(1次手術)
  5. STEP

    05

    治癒期間

    埋入したインプラントと顎骨が結合するまでお待ちいただく期間です。治癒期間は骨の状態や治療したところによって違いがありますが、基本的には数ヵ月お待ちいただくことになります。治癒期間中に違和感などが出ましたら、当院へお問い合わせください。

    治癒期間
  6. STEP

    06

    インプラント手術(2次手術)

    歯肉を再び切開して、インプラントと顎骨が結合して一体化していることを確認します。埋入されているインプラントにアバットメント(人工歯の支台)を装着します。手術後は歯肉の形が整うのを数週間お待ちいただきます。

    インプラント手術(2次手術)
  7. STEP

    07

    人工歯の装着

    型取りをして最終的な上部構造(人工歯)を作製します。歯肉が回復したら、土台となるアバットメントに上部構造を装着する処置に入ります。細かい噛み合わせや形、色調などを調整し、ご納得いただけましたら治療は終了です。

    人工歯の装着
  8. STEP

    08

    メンテナンス

    インプラント治療をしたところは、天然歯にある「歯根膜」という組織がありません。そのため、周囲組織に炎症が起きると進行が早く、顎骨が影響を受けやすくなります。インプラントを長く健康的に使えるよう、治療後は定期的にメンテナンスを受けてください。

    メンテナンス

メンテナンスの重要性

Importance

インプラントを埋入したところは、歯周組織が細菌に感染しやすい状態になっています。炎症が起きると歯周病のような症状が起き、これを「インプラント周囲炎」と言います。インプラント周囲炎は症状が進行しやすく、重症化するとインプラントが抜けてしまう可能性があります。定期的にメンテナンスを受け、検診やクリーニングでお口の中を清潔に保つことで、インプラントの寿命を延ばすことにつながります。

メンテナンスの重要性bg
メンテナンスの重要性

Q&A

インプラント治療のメリットを教えてください。

入れ歯やブリッジと違い、残っている歯を削らず固定できるため、ほかの歯に負担をかけない点です。また、人工歯根と顎骨の結合によってしっかり固定でき、硬いものもしっかり噛めます。審美性の高さも大きなメリットです。

インプラント治療にデメリットはありますか?

まず、保険診療がある入れ歯やブリッジと違い自費診療なので、費用が高額になります。また、手術が必要なため全身疾患をおもちの方は治療を受けられない可能性があります。ご予算や健康状態に不安のある方は、事前にご相談させていただきます。

インプラントの素材について教えてください。

骨と結合して一体化させるため、生体親和性の高いチタンという金属が使用されています。チタンは強度が高いうえに軽量で、アレルギー反応を起こしにくい素材です。人体に異物と認識されにくく体になじむため、インプラントに適した素材と考えられています。

インプラントの構造はどのようになっていますか?

いくつかの種類がありますが、主に3つの構造に分かれています。顎骨に埋入する人工歯根のインプラント、人工歯となる上部構造、そして上部構造の土台となるアバットメントです。なかには、インプラントとアバットメントが一体となったタイプもあります。

手術のあとに痛みはありますか?

手術をしたところが腫れて、痛みが出ることがあります。手術中に行なった麻酔が切れてくると、じんわりとした痛みを感じるかもしれません。ただし、腫れや痛みは自然に引いていくのでご安心ください。もし痛みが続く場合は、当院へご連絡ください。

金属アレルギーがあっても治療を受けられますか?

インプラントの素材であるチタンは金属ですが、生体親和性が高くアレルギー反応が出にくい素材です。そのため、金属アレルギーをおもちの方でもインプラント治療を受けられます。100%反応が出ないということはありませんが、リスクはとても低いといえます。

手術後の注意点について教えてください。

手術後は患部が腫れている可能性があり、食事をしにくいことがあります。また、感染のリスクが比較的高くなるので、刺激の強い食べ物や硬いものなどはお控えください。栄養をしっかり取って、充分な休息を取りましょう。

インプラントが歯周病になることはありますか?

歯周病に似た症状である「インプラント周囲炎」のリスクがあります。インプラント周りは感染しやすく、炎症が広がりやすい状態になっています。進行が早く、骨がダメージを受けやすいため、定期的にメンテナンスを受けることをおすすめします。

メンテナンスではどのようなことをしますか?

インプラントや顎骨の状態を確認し、炎症が起きていないか検査します。このほか、清潔に保つために徹底したクリーニングを行ない、インプラント周囲炎を予防します。また、歯磨き指導をしてホームケアに役立てていただきます。

どのくらい長持ちしますか?

入れ歯やブリッジは5~8年ほどと言われていますが、インプラントは10~15年ほど使えると言われています。人によっては20年以上使っているというケースもあるようです。日々の歯磨きやメンテナンスを継続することで、より長くお使いいただけます。

料金表

Price

診療内容料金
項目名項目名項目名項目名項目名000,000

項目名項目名項目名項目名項目名

詳細詳細詳細詳細詳細

000,000円〜
000,000

※料金は全て税込表示です。

リスク・副作用

インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
  • 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
  • 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
  • 手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
  • 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
  • 手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
  • インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
  • 毎日の清掃が不充分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。

デジタルレントゲン装置を用いた検査にともなう一般的なリスク・副作用

  • 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。 
  • 診査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。 
  • 人体に影響しない程度(アナログレントゲン撮影装置の1/10以下)のごくわずかな被ばくがあります。 
  • ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。

CTを用いた検査にともなう一般的なリスク・副作用

  • コンピューターを駆使してデータ処理と画像の再構成を行ない、断層写真を得る機器となります。
  • 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 検査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。
  • 人体に影響しない程度(デジタルレントゲン撮影装置の1/10以下)の、ごくわずかな被ばくがあります。
  • ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。

麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 歯肉に塗布する表面麻酔や、一般的な歯科治療で歯肉に注入する浸潤麻酔は保険診療となります。インプラント治療などの自費診療(保険適用外)で静脈内鎮静法を行なう場合は自費診療となり、保険診療よりも高額になります。保険診療となった場合も、高額になることがあります。これらの麻酔法を保険診療で行なうには治療内容など条件がありますので、詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
  • 浸潤麻酔の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
  • 静脈内鎮静法の実施により、薬剤による影響や全身疾患との関連から重篤な副作用を引き起こすことがあります。持病のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
  • そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
  • 麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
  • アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。

クリーニング・PMTCにともなう一般的なリスク・副作用

  • 内容によっては保険適用となることもありますが、歯の病気の治療ではないため自費(保険適用外)となることもあり、その場合は保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 歯科医院でのクリーニング・PMTCだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日ごろから歯磨きなどのケアに努めることで、予防効果を上げられます。
  • 歯肉の腫れや歯肉炎のある方は、器具が当たることにより痛みや出血をともなうことがあります。
  • 歯と歯肉の境目への歯石の付着が多い方は、歯石除去後、歯肉から出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後しばらくすると出血は治まり、1~2日で歯肉は治癒します。
  • 着色汚れや歯垢・歯石はクリーニング・PMTCで除去できますが、効果は永続的ではありません。いずれも再付着するものなので、定期的に受診して処置を受けることが大切です。